HOME > 門松の由来
- 門松は新しい年がきたことを告げる年神様が、
降りてくる依代(よりしろ)です。 - 唐の時代の中国で、家の門の前に長寿を象徴する松を飾ったことが起源だとされています。日本では平安時代に始まりました。
- 「徒然草」にも・・・
- 「徒然草」にも「大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ(通りには、松かざりが立ち、晴れ晴れしく正月気分になるのは、たいへんよいものだ)」とあり、平安後期から鎌倉時代にかけては、門松が都の風俗として一般的なものとなっていったようです。
- 時代や文化を反映
- 竹に松を添えるという現在の門松の原型が出来上がったのは、室町時代になってからです。竹も長寿を象徴することから、こうしたかたちができあがったと言われています。
竹の先は、斜めに切った「そぎ」と、節のところで真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類があります。 もともとは寸胴でしたが、「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に負けた徳川家康がその戒めに竹の頭を斜めにそぎ落としたのが最初と言われています。
武士が昔ながらの寸胴、商家がそこから発展させた派手な「そぎ」を好んだようです。現代においては「そぎ」が多数派になっています。
また各地方において、その出来上がりの形も少しずつ変化があります。
- いつまで飾る?
- 一般的には関東地方においては1月7日、関西地方においては1月15日までというところが多いようです。最近は関西地方においても1月15日以前の休日(10日あたり)に片付けることが多くなってきています。
- 『そぎ』
- 『寸胴(ずんどう)』